脳卒中
脳血管が破れる脳出血、クモ膜下出血は、その疑いがあれば早急に専門医療機関に搬送します。脳梗塞は、ラクナ梗塞とアテローマ血栓性梗塞があり、CTやMRIで診断されます。脳塞栓症は重篤になることが多いので、心房細動があれば心房血栓を予防する薬を飲みます。
認知症(認知障害)
アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭型(ピック病)などのタイプがあります。スクリーニング検査で、疑いがあれば専門機関を紹介します。診断の結果で投薬の是非が決まります。
脳血管疾患の検査
脳血管疾患は加齢に伴う老化現象の一環として発症します。病気が進行する前に予防することが大切です。当医院では種々の検査を行って脳血管疾患の状態を把握しています。
脈波図:脈波の伝達速度から全身の動脈の硬化度を把握します
眼底カメラ:眼底の血管を観察することで、脳血管の高血圧性変化や硬化の程度が分かります
頸動脈エコー検査:頸動脈の内膜の厚さやプラークの有無を見れば全身の血管の変化を知ることができます
上記の検査から得られる情報を的確に判断して、病気を進行させないよう生活習慣を見直すことが大切です。食事、運動、アルコール摂取、喫煙などを細かくチェックして、それぞれの患者様にあった指導を行います。必要によっては投薬や専門医の紹介を行います。