天体を写す | 市川内科医院のブログ│実験室

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天体を写す

2022年11月15日

以前、火星が大接近したときに、試みに撮影( 院長ブログ  2018.8.5)してみました。とてもきれいに(?)写ったので、今回、木星にチャレンジしてみました。撮影条件は前回と大体同じです。(APSサイズ、210mm望遠、ISO 800   f:22~32 1/40~1/80)

撮影した画像を拡大コピーして並べてみました。結果は大失敗 !!     木星は火星より大きいけれど、何せ距離が遠すぎていて、画像にはなりませんでした。デジタル処理で無理やりに大きくしてみたけれど、規則的な模様は認められません。

前回ほどでなくても、次の火星の接近はいつ頃でしょうか?  あと何年先かわかりませんが、それまでは生きていたいです。

 

 

 

11月24日午後10時  プレアディス星団(スバル)が撮れました。真上まで上がっていたので、首が疲れました。

 

 

 

三日月が空にかかるとつい写したくなります。11月24日の夕方、南西の空に三日月(上弦)がかかっていました。自然の造形とは言いながら、本当に綺麗な弦ですね。

 

 

 

12月2日 18:22 月と木星が接近して見えました。(木星は右やや上に薄くみえます)木星はほとんど動かないと仮定して、何時間前?か後?に最接近したか考えてみました。月は28日かけて地球を一回りしますから、1日に12.9度づつ左に移動していきます。木星が右にあるから、今より過去に最接近したことになります。それでは何時間前だったでしょうか? 月の視角は約0.5度です。写真から月と木星の視角を計算すると、4.6度と出ました。時間は、4.6/12.9×24 で、約 8.5時間と出ました。つまり、日本時間の午前10時ごろ最接近したはずです。残念ながら日本ではこの時間は昼間で、しかも月や木星は地球の裏側ですから観測できません。西経95度あたりが12月1日の午後6時半で、月と木星の見頃だったと思います。(日付変更線の東ですから前の日です)  西経95度と言うと、NASAのあるヒューストンあたりです。ちょうどうまい具合に、宇宙との関連で繋がりました。

 

 

12月29日午後9時24分に撮影しました。前回の写真は12月2日ですから約27日の隔たりがあります。この写真の月と木星の間隔は視角で2.1度です。月の公転は27.3日、月の満ち欠けの周期は29.5日です。今回の方が月齢は若いです。太陽の回りを地球と木星が公転し、地球の周りを月が公転して、複雑な関係にあります。

 

2023.1.18 AM 6:20  下弦の月です。日の出前の月を写す機会は少ないので、ここに掲示します。月はこのあと新月になり、上弦の月を経て満月になります。ちなみに、月食は条件が整えば、満月でその時月が出ていればどこからでも観測できます。日食は新月の時で、観測地点は地球上ではごく限られます。どうしても見たければ、月ぐらい遠くに宇宙船で行けばいつでも見れます。

この項、続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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