医学 | 市川内科医院のブログ│実験室

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実験室市川内科医院のブログ

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私の本 59. カフネ

2025年6月15日

「カフネ」阿部暁子著 講談     「カフネ」とは、愛しい人の髪の毛に指を絡ませるしぐさを言う。二人の女性(薫子とせつな)が主人公で、薫子の弟でせつなの恋人(春彦)が突然死する。薫子は人工授精が不成功で、それが遠因で夫と

ゆく河の流れ 27. 認知症を発症させるリスク因子

2025年6月13日

以下の文章が、Web.site に出ていました。私もこの記述に賛同します。 ・・・・その結果、脳卒中、認知症、老年期うつ病のうち2つ以上に共通する修正可能なリスク因子として、飲酒、血圧、BMI、空腹時血糖、総コレステロー

ゆく河の流れ 26. あら捜し その2.

2025年6月9日

今回も、「夫を亡くして」門井慶喜作 です。 後ろから 5行目、 新聞では、「鼻腔」を「びこう」とフリガナを振りますが、医学用語ではでは、「びくう」です。(作者が誤っているのではなく、新聞社が間違っているのだと思う) 広辞

ゆく河の流れ 19. 節水型水洗トイレ

2025年5月1日

尾籠な話ですみません。おいやな方は、このページから退去してください。 最近、設備屋さんに家庭用の水洗トイレの工事を頼むと、大抵このタイプの節水型を付けてくれます。私にはこのタイプのトイレは使えません。水を流しても大便が流

ゆく河の流れ 19. 酒は止められない?

2025年4月24日

最近の知見では、アルコールはどんなに少量でも健康に悪いそうだ。そして、社会に対しては限りない害毒を及ぼしていることは、周知の事実である。先日から、日本郵便の傘下の郵便局の不正点呼がニュースになっている。問題になっているの

私の本 57. 不安症でもだいじょうぶ

2025年4月11日

「不安症でもだいじょうぶ」原井宏明・松原文香著  世の中を生きていくのに「不安でたまらない」と感じる人は多い。そんな人のために、この本は丁寧に解説してあって役だった。不安を感じることで、将来起こりうるトラブルを予期するの

私の本 54. 日本人の風呂好き

2025年3月13日

「風呂と愛国」川端美季著 「日本人は清潔好きだから、毎日入浴するのが普通である」と、大方の人は信じている。私はこの言説に何か胡散臭いものを感じる。Web. を見ると、外国人と比較して如何に日本人の行動が優れているか、日本

私の本 51. 脳科学と音楽

2025年2月22日

「脳は耳で感動する」 養老孟司 久石譲 対談集  脳科学者の養老が音楽家の久石の質問に答える本である。この手の本は面白くないことは分かっていたのだが、怖いもの見たさで買って読んだ。やはり面白くなかった。面白くなかったこと

新聞を読んで 22. まだやっているのか?

2025年1月23日

私はことあるごとに、飲酒の弊害について説いてきました。記事は「酒との付き合いについて」ですが、大方はポジティブにとらえています。1題だけ節酒を呼び掛けていますが、それでも1年の半分くらいの休肝日です。アルコールの害は、半

ゆく河の流れ 2. レカネマブ

2025年1月17日

昨年、製造承認がとれたアルツハイマー病の治療薬です。日本の製薬メーカーが開発したせいもあり、厚労省はかなり焦って承認した感がぬぐえません。しかも、その薬価がびっくりするほど高いのです。500㎎バイアル 11万円強、1年間

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