私の本 61. 飛騨川バス転落事故
2025年8月7日
「飛水」高樹のぶ子著 昭和43年8月18日 台風7号の北上に伴う大雨で、2台のバスが土石流に飲まれ、多数の死者が出た事故がテーマである。高樹のぶ子の小説と聞けば、恋愛小説が思い浮かぶが、ご察しの通り中年の男…
ゆく河の流れ 43. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
2025年8月7日
今回の参院選で初当選した議員が、委員会中に居眠りをしていたと、話題になっています。それに対して、ある有名人がクレームをつけ、それに対し別の有名人が反論して、Web. 上では、喧々諤々の論争です。私の私見では居眠りをして…
ゆく河の流れ 36. 信州大学における肝臓移植
2025年7月14日
私が所属していた医局総会の特別講演は、信州大学第1外科 副島雄二教授の「肝胆膵移植外科学の進歩と挑戦」でした。久しぶりに医局総会に出席して、勉強してきました。演者の話は分かりやすく、有意義でした。グローバル…
私の本 59. カフネ
2025年6月15日
「カフネ」阿部暁子著 講談 「カフネ」とは、愛しい人の髪の毛に指を絡ませるしぐさを言う。二人の女性(薫子とせつな)が主人公で、薫子の弟でせつなの恋人(春彦)が突然死する。薫子は人工授精が不成功で、それが遠因で夫と…
ゆく河の流れ 27. 認知症を発症させるリスク因子
2025年6月13日
以下の文章が、Web.site に出ていました。私もこの記述に賛同します。 ・・・・その結果、脳卒中、認知症、老年期うつ病のうち2つ以上に共通する修正可能なリスク因子として、飲酒、血圧、BMI、空腹時血糖、総コレステロー…
ゆく河の流れ 26. あら捜し その2.
2025年6月9日
今回も、「夫を亡くして」門井慶喜作 です。 後ろから 5行目、 新聞では、「鼻腔」を「びこう」とフリガナを振りますが、医学用語ではでは、「びくう」です。(作者が誤っているのではなく、新聞社が間違っているのだと思う) 広辞…
ゆく河の流れ 19. 節水型水洗トイレ
2025年5月1日
尾籠な話ですみません。おいやな方は、このページから退去してください。 最近、設備屋さんに家庭用の水洗トイレの工事を頼むと、大抵このタイプの節水型を付けてくれます。私にはこのタイプのトイレは使えません。水を流しても大便が流…
ゆく河の流れ 19. 酒は止められない?
2025年4月24日
最近の知見では、アルコールはどんなに少量でも健康に悪いそうだ。そして、社会に対しては限りない害毒を及ぼしていることは、周知の事実である。先日から、日本郵便の傘下の郵便局の不正点呼がニュースになっている。問題になっているの…
私の本 57. 不安症でもだいじょうぶ
2025年4月11日
「不安症でもだいじょうぶ」原井宏明・松原文香著 世の中を生きていくのに「不安でたまらない」と感じる人は多い。そんな人のために、この本は丁寧に解説してあって役だった。不安を感じることで、将来起こりうるトラブルを予期するの…
私の本 54. 日本人の風呂好き
2025年3月13日
「風呂と愛国」川端美季著 「日本人は清潔好きだから、毎日入浴するのが普通である」と、大方の人は信じている。私はこの言説に何か胡散臭いものを感じる。Web. を見ると、外国人と比較して如何に日本人の行動が優れているか、日本…