ゆく河の流れ 14. 私とラジオ その4.
2025年4月6日
大学生活は松本で送った。どうしてもFM放送が聴きたくて、FM受信器を自作した。高校時代に真空管 (ST管)でAM放送のラジオを組み立てたことがあったので、コイルキットを購入してFM受信機を作成した。これまで聞いていたAM…
私の本 55. 玉蟲左太夫
2025年3月17日
「われ 牢前切腹を賜る」後藤乾一著 作品社 この出版社は、関良基の「江戸の憲法思想」を出版している。(私の本・・28.参照) 幕末の幕府の先見性を書いた本を出版する珍しい出版社だ。私はかねがね薩長(官軍)の横暴ぶりを苦々…
私の本 54. 日本人の風呂好き
2025年3月13日
「風呂と愛国」川端美季著 「日本人は清潔好きだから、毎日入浴するのが普通である」と、大方の人は信じている。私はこの言説に何か胡散臭いものを感じる。Web. を見ると、外国人と比較して如何に日本人の行動が優れているか、日本…
私の本 49. 朝鮮植民地戦争
2025年1月31日
「朝鮮植民地戦争」シン チャンウ著 私は朝鮮が日本の植民地だったという認識がなかったが、その認識は改めた。秀吉の朝鮮制服以降、日本は朝鮮半島の国を属国とみなして、常に蔑んできた。明治以降、日本は台湾や朝鮮を併合して、両国…
ゆく河の流れ 1. 私の本 45. 方丈記
2025年1月12日
徒然草シリーズの「徒然なるままに」が100回になったので、今回から方丈記の「ゆく川の流れは・・・」が始まります。方丈記は鴨長明によって書かれた随筆集です。京都の街はずれに一丈四方の庵を建てて、そこに住む話です。もとは裕福…
私の本の読み方 43. マーラーの姪
2024年12月31日
「マーラーの姪」ウィルソン夏子著 バイオリニストのアルマ・ロゼの生涯を描いたノンフィクションである。ユダヤ人のアルマは、マーラーの妹を母に、オーケストラのコンサートマスターを父に持つ。若いころから天才的なヴァイオリニス…
私の本の読み方 38. 神話の世界
2024年12月11日
右から、①「伊福部昭」小林淳著 ②「神々の流竄(るざん)」梅原猛著作集 ③「歌の復籍 柿本朝臣人麿歌集論」馬原猛著 アマテラスオオミカミアマテラスオオミカミ)や素戔嗚尊(スサノオノミコト)と言えば、神話の世界の話かと思…
私の本の読み方 28. 江戸の憲法構想
2024年8月29日
「江戸の憲法構想」 関良基著 作品社 この本をどこで知ったか定かではないが、信州ゆかりの人名が沢山出ていたので興味を持って購入した。著者の関良基と江戸時代に幕府方で憲法を構想した赤松小三郎は信州上田の人、幕末の朱子学者…
徒然なるままに80. 伊福部昭のことば
2024年8月25日
伊福部昭の読後感想(実験室ブログ 私の本の読み方 22. 22. 伊福部昭について 2024.8.12 )だけでは勿体ないので、本文の印象的な部分をコピーして、解説を加える。この本は片山杜秀が伊福部昭にインタビューした…