徒然なるままに 71. ササとタケの違い
2024年7月10日
ササとタケの違いを調べてみました。左から、1)チシマザサ(ネマガリダケ) ササ属 2) ヒメシノ(コクマザサ) アズマザサ属 3) モウソウチク マダケ属 です。どれも同じで、見分けはつきません。縦縞とそれを横断する格子か写っています。 実は Web.site で、タケとササの違いを調たら Ⓐタケの葉脈は格子型で葉の模様はないが、ササの葉脈は横に平行で葉の模様がある Ⓑタケは成長する葉鞘がなくなるが、ササは成長しても葉鞘が残る と書いてありました。 Ⓐ は何を書いているのか良く分からない感があるが、格子模様がタケで、そうではないのがササだと言っているようです。という訳で、私が実物を調べました。ササもタケも皆格子模様です。Web.site の記載は嘘でした。
それに、チシマザサは実際に現地で確認したら、Ⓑ 成長した根元近くの葉鞘は脱落しています。ネマガリダケのタケノコを採ったことがある人は誰でも知っています。 大体イネ科の樹木は マダケ属、ナリヒラダケ属、トウチク属、シホウチク属、オカメザサ属、ササ属、アズマザサ属、スズタケ属、ヤダケ属、メダケ属、カンチク属、ホウライチク属 とあるのだから,ここでタケ属とササ属の相違を論じても、仕方がないと思う。
今回掲げた写真は 40× で撮影してある。虫メガネでは見えない世界だ。世の中の一般的な解釈は想像の世界だったのかなあ。