徒然なるままに95. SEIJI OZAWA MUSICAL GIFT
2024年11月14日
主に青少年向けに作られたアルバムです。古今の親しみやすい名曲が収められています。特に小沢はライナーノーツに、ドボルザークの交響曲9番「新世界」の第2楽章{家路」を、青少年がクラシックに親しむ入門に聴いて欲しいとほしいと書いています。全体を通して、とても分かりやすい、明るくて明快な指揮ぶりです。今朝たまたまYou tube を見ていたら、20年ほど前の、往年の小沢が指揮している画像を見ました。筋肉質でがっしりした小沢が、ダイナミックに音楽を奏でていました。
晩年の小沢はフレイルとサルコペニアになってしまいました。20年ほど前に胃がんで胃を摘出した後、高タンパク食を禁じられたのしょうか? その後、徐々に痩せてきて、体力も低下したようです。引きかえ、登山家の三浦雄一郎は、高齢になって心房細動になったにもかかわらず、エベレストに登頂しました。足に鉄の錘を装着して歩き、毎日1kgのステーキを食べるそうです。三浦は高齢になっても筋力が衰えず、今シーズンもスキーをやると宣言して、元気です。
本題に戻ります。14. 星条旗よ永遠なれ スーザ 私が高校に入ったころの高校の吹奏楽班のレベルは高かったです。新入生歓迎コンサートでこの曲を演奏したのですが、副旋律を吹くピッコロフルートが格好良くてしびれました。現在この曲はアメリカの「国の公式行進曲」に指定されています。(正式な国歌は別曲の「星条旗」です)どっちの曲もカッコ良いと思いますが、日本の国歌「君が代」は何とも暗いです。唱歌「ふるさと」が良いという人がいますが、中野市民としては嬉しいけど、何せ明治時代の曲で古臭いです。いま私は伊福部に嵌っているので、1954年の映画「ゴジラ」で使われた「フリゲート艦マーチ」が良いと思います。トランペットが高らかに演奏されて、とてもカッコ良いです。
16. ラデツキー行進曲 ヨハン・シュトラウス Ⅰ 世 この曲は演奏中に4回聴衆の拍手が入ります。この録音は、2,002年 ウイーンフィルのニューイヤー・コンサートですが、拍手が入るフレーズの直前で小澤がぐっと盛り上げるので、聴衆の拍手の時期がピタッと決まってとても気持ちが良いです。最近のニューイヤーコンサートを始め、各種の演奏を聴きますが、殆どが拍手の開始と終了の時期がバラバラで聴きづらいです。私はこの曲を聴くと、演奏より拍手の方が気になってしまい、演奏に集中できなません。その点、この録音は安心して聴けます。
特に小沢は