ゆく河の流れ 6. 風呂なし、酒なし、土産なし
2025年3月18日
月刊誌の広告です。私の山行とあまりに逆行しているので、おかしくて取り上げました。今の山小屋では風呂が当たり前みたいです。風呂の功罪は当ブログ(2024.3.13「風呂と愛国」)でも書いたので、詳細は省きます。山小屋で風呂の湯尻を流せば、河川の水質は低下するので問題です。志賀高原を流れる角間川の上流に発哺、硯川温泉があります。中流に鳴胴の滝があり、滝壺には石鹸のあぶくが浮かんでいました。沢登りもできる沢でしたが、気持ち悪くて水流沿いの遡行は諦めました。水質低下でヤマメやイワナは生息できません。 昔は北アルプスでも小規模の山小屋は粗末なものでした。小屋番なんて初夏に登ってきて、晩秋に下山するまで入浴には縁がなかったと思います。
酒に関しては、当ブログでも何度も取り上げました。山に来てまで酒を飲みたい心境は分かりません。近年、調理器具の軽量化で、日帰りの登山でも、山頂で宴会をしているグループを見かけます。酔っ払って下山したら岩場から落ちるぞ! ゲレンデスキーでもレストハウスでビール飲むヤツがいます。 ゴルフでは昼飯にアルコールは当たり前ですが、 スポーツとアルコールは相性が悪いです。
山小屋で土産を買ったことは殆どありません。楽しかった山の思い出を他人に押しつけても仕方がありません。 山小屋でお土産を買っても仕方がないです。下りの荷物を増やすだけです。山で増えたゴミをそこらに捨てるくせに、お土産の重さは気にならないのかなあ。