394 祇園精舎の鐘の声 その18 気圧が下がると体調は悪化するか?
2026年2月23日
Web. を見ていると良く表題の様な文言を目にします。例えば、中心気圧が990 hp の台風が接近すると、頭痛がして怠(だる)くなるとか・・・・。 人には気圧を感知するレセプターは存在しません。ただ高地に行けば酸素濃度が低下して、呼吸が苦しくなるだけです。例えば8,000mの高山に登れば酸素の濃度は、海抜0mの地表の1/5になり、当然息苦しいです。 海抜0mの気圧が1020 hp の高気圧の下でも、車でたった300m 登ればそこの気圧は990 hp で、普通規模の台風の中心気圧と同じくらいに下がってしまいす。私が住んでいる所は海抜 370m ですから、常に低気圧の中心気圧ぐらい低いです。東京にいた人が新幹線で軽井沢につけば、気圧は東京より 94 hp も下がってしまい、皆大型台風の中心より低い気圧に晒されています。一般的に気圧が下がるときは天気が悪いので、それで体調がすぐれないと感じられるのです。「喘息の人は気圧が下がると発作が起きる」と言われますが、喘息の人が高々 200m 高い所に行っただけで、発作が起きていたらたまりません。
小説やあるいはノンフィクションでも、医学的な記載に対して私たち医者の目から見て、「ちょっとおかしいな?」と感じる記載が多々あります。文章にしてしまったり、TVで説明されてしまうと妙に納得してしまうので注意ましょう。世の中、フェイクが蔓延しているのです。例えば、反ワクチンなど。彼らは世の中をかき回して喜んでいるのです。





















