今私が首を突っ込んでいる、美術館問題(美術館計画の見直しを求める市民会議)は多岐にわたります。ブログにアップする項目が多いので、新たな見出しにして掲載します。中野市以外の方には興味のない話かも知れませんが、私の我がままをお許しいただきたい。私のHPに付随したブログなので、あくまで私の生活雑記 (日記) として読んで下さい。
A. 市長の義務と権利 : 市長は義務と権利を取り違えておられる。今回の事業にに関し、「どういう根拠でこの事業を推進しているか?」との質問に、「選挙公約でそう公約したから」とおっしゃた。選挙公約などは、絵に描いた餅と同じで、何の法的拘束力をも持ちません。そんなことを言ったら、選挙で公約した施策を実行しなかったとき、市長は公約を実行しなかったからと言って、有権者から訴えられますか?
B. 宮島礼史氏をどう評価するか? 先日の清水正先生が講師を務められた市民対象の学習会で、私が「今日の学習会は美術館問題から離れて、美術館が持つ本来の意義、美術鑑賞とは?を学習会する機会です」と断ったにもかかわらず、ある人から「宮島氏の作品は芸術ですか?」との質問があった。講師を試すような質問も許せないが、折角の勉強会をぶち壊すような、場違いな質問をしてほしくない。 私見だが宮島氏の作品は芸術ではありません。以前にも書いたが氏が描く画像には、道徳のかけらさえ感じられない猥褻ともいえるイラストです。猥褻が言い過ぎなら非道徳で軽薄です。中野市が大々的に宮島氏の各品を町おこしに利用する前に、風紀委員会、倫理委員会の意見を聞くべきだ。もしそのような委員会が有ったら当然問題にするべきで、しないとしたら職務怠慢です。もし中野市のこれらの問題を討議する委員会の設置を要望します。
C. 美術とコミックの違い ちくま新書「・・・美術館の歩き方」で著者は、美術鑑賞と映画鑑賞の差異に関し、「両社は似て非なるものと述べている。その中で、映画鑑賞は完全な受け身な体制で見楽しめるものとしています。コミックも映画と同じです。ひきかえ、美術鑑賞は、受け身では楽しめません、作品が提示している情報(画題)、モチーフ、素材、手法を頭の中で解析しながら味わうものとしています。美術鑑賞は鑑賞者のエネルギーを要求する作業なのです。つまり宮島氏のコミック漫画やイメージ・キャラは美術ではないのです。コミックを読むのに能動的な努力は必要なく、受け身でさえいれば内容は理解できるからです。
D.中野市美術品取得選定評価委員会 以下、中野市の HPの内容をコピーします。
中野市美術品取得選定評価委員会
中野市美術品取得選定評価委員会は、市が取得する美術品の選定及び評価を行っています。委員会は、市長賞作品の購入や、著名な芸術家の作品購入など、様々な協議事項を扱っています。委員会の活動は、中野市の美術品取得に関する重要な役割を果たしており、市民の文化生活に寄与しています。
長い名称なので評価委員会と略します。かなり以前からこの委員会は存在していたと思われます。私がこの会の委員を務め始めたときの名称は(2004年度)、中野市美術品購入審議会でした。(私は2022年度前半まで所属し、その後一身上の都合で退任しています) この間に、当会は 中野市美術品取得審議会となり、今は 上記の委員会に名称を変えています。この中で、注目してほしいのは、中野市の美術品取得に関する重要な役割を果たす の文言です。非常に権威のある会で、市民のご厚意で寄贈されるはずの美術品でも、所蔵するにふさわしくない作品は、取得を辞退したこともありました。 (この点で、宮島礼史氏の作品、版権、著作権の所有に関して、規約に抵触する可能性があります),さらに、美術品とは有形無形の事物であることを強調しておきます。版権や著作権などの形而上の事物も取得品にはいるものです。、 次に、 様々な協議事項を扱っています の文言です。 当委員会は美術品を保管する保管庫、展示する美術館の建設に向けて、長い間検討してきました。 当委員会は、最低1年に1回は開催されてきました。 委員会の 会議録である「てんまつ書」は、中野市のHP に例示されています。因みに当委員会の任命権者は中野市長、所轄部課は
平成29年3月16日 収蔵庫の環境(適正な温度、湿度)設備について要望があった。
令和5年2月6日 委員からは今まで購入した作品をまとめて展示、観賞できる場所(美術館) が欲しいとの意見があった。・・とあります。 顛末書には書かれていませんでしたが、毎回委員から同様の要請ががったことを強調しておきます。
E. 答弁にならない市長の答弁 : 市議会での答弁 ・・市民の高い関心は認識しており、計画実現に理解を求めて行く・・・ 美術館の事業については専門知識が必要なほか、国の財源確保は確保は迅速な対応が迫られる・・・矛盾だらけです。何で、迅速な対応が迫られるのだろうか。計画が発表され専門委員会への諮問、市民のパブリック・あっす、円手があって初めて計画を進めて行くのは、これだけの箱物を中野市の大切なアーカイブを損ねてまで、急いで作る必要はありますか? 専門知識って何ですか?市長には専門知己がないから、ご自分が任命した審査委員会があるではありませんか。市の記録を見ると、市長がこの計画案を発表する前後から今日に至るまで、一度も開かれていません。昨年末に開かれた委員会顛末書には、美術館のことは一つも触れられていません。文化スポ何時振興課の職員は当然今回の市長案の存在は知っていたでしょう。黙っていた振興課の職員許せない! 市長は自分が任命した委員会を全く無視したはなぜだろう。 ところで市長が言う専門科って誰ですか? まさか、あの宮島氏ではないでしょうね。宮島氏が専門家なら自画自賛も甚だしいです。 物知りに言わせると、今回に市長の計画促進部課は、文化スポーツ振興課ではなく企画課だそうだ。それなら振興課は無視されても仕方がないか?
この項、次のブログに続く・・・・・・