283 ゆく河の流れ 66 市立図書館敷地内美術館構想
2025年10月5日

近隣の飯山市(飯山市美術館)や須坂市(須坂市版画美術館、須坂市クラッシック美術館)、山ノ内町(志賀高原ロマン美術館)には立派な美術館があるのに、中野市にはありません。わたしたは、収蔵品保管庫を兼ねた美術館の建設をかねがね希望していました。中野市民を中心とした嶺樹会と言う美術団体があり、中野市が共催する公募展 (礰珉展) が毎年開催されており、須坂市や飯山市より美術活動が盛んです。そんな中野市に美術館がないのです。
このほど市長から次のような提案がなされました。「市内、市立図書館の敷地内に美術館をつくります。この美術館には中野市出身のプロ野球有名選手 と、人気コミック漫画作者の資料を展示します。設置は場所は信州中野駅近くにある市立図書館の芝生広場です。ここなら、二人の人気者の資料目当てで、観光客が沢山来館するでしょう。」
中野市の美術は150年の歴史を持ちます。中野出身の日本画家の菊池契月や町田曲光。また、最近になって明治の油彩画家・高橋由一の油彩が発見されました。他にも全国規模で知られた作家が沢山います。それらの偉人の作品は中野市の収蔵品となっているのですが、空調が整った収蔵館がありません。漸く美術館ができるかと大喜びしたのですが、以上の内容です。がっかりしました。
まずは設置場所です。市立図書館は信州中野駅に近く、とても静かな恵まれた環境です。建物の周囲は樹木に囲まれていて気持ちが落ち着きます。以前私は図書館長に頼まれて、敷地内の樹木を調査したことがあります。いま、手元にその資料はないのですが、特徴的な樹木が沢山ありました。図書館自体とても雰囲気が良く、市民が代わりがわり訪れていてにぎやかです。図書館の東にある広場は開放的で、子供連れのお母さんや若者が、くつろいでいたりします。美術館用地なら少し離れていますが、今は防災広場になっている中野高校跡地なら土地ならいくらでもあります。ここに美術館をつくったら立派な美術館ができるでしょう。
本来の美術館、収蔵庫建設計画のかわりに、このような杜撰な企画でお茶を濁してしまうのは勿体ないです





















