305 私の本 66. 経済高度成長期の週刊グラビア誌
2025年11月7日
今回は、週刊のグラビア誌です。

書斎の本棚にありました。昭和36年11月1日 発行の アサヒグラフ B4 版 93p です。昭和36年と言えば、高度成長期が始まったころです。終戦の痛手も消えて、世間は希望に満ちていました。この年に、フランスのルーブル美術館の主な絵画が日本にやってきたのですね。アサヒグラフが特集を組んだということは、朝日新聞社が呼んできたのでしょうか? 今は新聞の発行部数が減って、大新聞社も苦しいようですが、あの頃よく呼んでこれたものですね。冒頭から 13 ページがカラーで、残りがモノクロです。当時とすれば豪華なグラフ誌です。
内容はこれ一冊でフランス美術の流れが分る構成です。目次の一部を記載します。近代美術の先駆者たち、コローと印象主義の先駆者たち、第2帝政時代の近代性、マネとドガ、印象主義 ・・・・と続き、前衛彫刻、20世紀のプリミチブの画家たち、で終わります。私は油絵の初心者で、展覧会の時に先輩の絵画指導を受けています。先輩の教えの中に、この本に記載されている内容が出てきてためになります。ついでに、表紙のマチス(フォービズムの代表的画家)の絵が良いね。
この本を読んで、絵画っていいなあ!と感じました。良い絵は100年経っても、200年経っても世界中の人に見てもらえるからです。写真や映画でもアーカイブとして來世の人に見てもらえるけれど、絵画ほどではないでしょう。私のブログも100年後の人が見てくれたら嬉しいです。





















