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私の本 65. 華道家元の話

2025年9月29日

 

「華日記」早坂昭著  紙の本が手に入らなかったので、kindle  で読みました。NHK FM「 朗読の時間」で紹介されてら、あっという間に中古本の値段が吊り上がって、仕方なしに電子書籍にしました。

 

これから本を読んだら、最高5つ、最低1つ星で表します。私の評価は 3つです。まずまず面白かった。

戦前、戦後の日本の華道界の動きに関する、半分フィクションの本です。草月流の勅使河原蒼風、池坊流の池坊専永、小原流の小原豊雲、安達流の安達潮花、そして一匹狼の中川幸夫らが登場する。各流派の生け方の相違、華道会の巨大な組織、進駐軍高官の夫人との交友、文部省との関わり、大学創設などの話題が語られる。小説の大きな流れの中で、男性の家元の協力者とか後継者が、妻、娘などの女性であることが強調されて得いる。もっとも、華道は女性の習い事なのだから当然である。日本文化の中で、華道の占めるウエイトは大きいことがった。

 

 

 

 

 

 

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