徒然なるままに87. 石炭と石油
2024年10月25日
石炭化学工業と石油化学工業については、過去に水俣病のことを書いたとき、何回かこのブログに載せました。(私の本・・21. 徒然・・61. 70. 76) 水俣病の発生を受けて日本の化学産業は石炭から石油に大きくシフトしました。(石炭化学ではアセトアルデヒドを作る過程で、触媒に使う水銀から有機水銀ができてしまい、それが水俣病の原因物質です。) しかし、エネルギー(発電)産業では、いまだに石炭に依存する割合が大です。日本のエネルギー政策は、大企業の顔色ばかり窺っているように感じます。原子力に関しても然りです。それとも、第2次世界大戦の戦勝国の「あの国」の意向なのかな? 基地問題、核廃絶問題が一向に解決しないのは、終戦直後に「あの国」との交渉で、文章にはなっていない条約(口約束?)を押し付けられた・・・という噂があります。 日本の独立を許すかわり、未来永劫に亘って「あの国」の言うことを聞けと・・・。それが、今でも続いているらしい。
地球温暖化に関しては、同じエネルギーを産出する場合、石炭は石油の2倍炭酸ガスを排出します。先進国で、石炭にすがっているのは日本だけです。中国も資源の関係で石炭発電の占める割合が大です。