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デバイス(device) その 4 電流帰還アンプ

2025年11月1日

面白いアンプを買いました。値段は1万円くらいと安いです。通常のアンプとの違いを記載します。 図3 普通のスピーカーのインピーダンス(抵抗)は黒い線で示されます。コーン紙の質量とダンパーの弾性の影響で共振が起き、インピーダンスは共振周波数で著しく上昇し、一旦下がって再び上がっていきます。黄色の線は理想のスピーカーの周波数特性です。  図4 黒線は通常のアンプの負荷抵抗と最大出力(クリッピング・レベルと表記)の関係です。負荷インピーダンスが適正なら十分な出力がありますが、負荷インピーダンスが 小さすぎたり大きすぎたりすると、出力が下がります。特にスピーカーの入力周波数が図3の f0 で入力インピーダンスが上昇するので、図4の 負荷抵抗(黒線)は右にシフトして出力が下がります。理想のスピーカーは作れないわけではありませんが非現実的です。それを解決したのが、図   の黄色線の特性を持つ電流帰還アンプです。共振周波数での出力低下は、低音特性に影響します。通常のアンプと通常のスピーカーでは痩せた音しか出ませんが、電流帰還アンプでは豊かな低音が出ます。このアンプのスペックを見ると、出力がたったの 0.5w ですが、歪みの少ない良い音がします。

 

 

 

 

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