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337 デバイス(device) その 8 電流負帰還アンプ

2025年12月11日

電流負帰還アンプのことは以前にも何度か書きましたが。私の中で知識を整理するために、ブログをアップします。

1.アンプ本体です。このアンプは、スピーカー(SP)に流れる電流の多さで、負帰還量をコントロールしています。そうすることで、SPのインピーダンスが上がる周波数帯域でも、出量電力がクリッピングすることなく、SPを描く周波数均等に駆動することができます。3.のグラフの紫色の線のようになります。

2.下のグラフを描くために使った両対数グラフ用紙です。グラフ用紙には、普通のグラフ用紙、片対数グラフ用紙、両対数グラフ用紙があります。両対数グラフ用紙は、縦軸、横軸ともに対数表示です。ひとメモリごとに、1,10,100,1000 と10倍ずつ数が増えて行きます。周波数や、電圧、電流、抵抗 等は、小さな数値から大きな数値に及びます。普通のグラフ用紙に正確に描くにはものすごく大きなグラフ用紙が必要ですが、対数グラフにすると、普通jの紙に小さな数から大きな数まで正確に書けます。

3.横軸が周波数です。オレンジ線は通常のスピーカ(SP)のインピーダンス(抵抗値)です。SPが共振する周波数では、インピーダンスが高くなり、周波数が上がるにつれてインピーダンスは下がります。一旦下がったインピーダンスは、それから周波数が増すに従って徐々に上がっていきます。

4.アンプの負荷インピーダンスに対する特性です。アンプにとって、最適な負荷インピーダンス特性があります。(緑線)      このアンプでは、SPのインピーダンスが10Ω の時、最大出力が出ます。負荷抵抗が大きくても、小さくても最大出力は下がります。     もう1度、3. のグラフに戻ります。青線を見て下さい。通常のアンプでは、SPが共振する周波数と高音域では、フラットなクリッピング・レベルが保てませんが、電流負帰還アンプではどの周波数でもクリップすることなくSPを駆動できるのです。

ちょっと難しくて御免。

 

 

 

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