徒然なるままに 1. 著作について
2022年12月27日
間もなく喜寿の誕生日を迎える。世の中は自分が考えるように回っているとは限らない。老年期に差し掛かって、漠然とした不安感に襲われることがある。若いころの不安は「あと恥」だったが、今は「先行き不安」である。いつかは穏やかな心を持ちたいものである。
このブログを始めてから、「いま考えていることを文書にまとめておこう」思うようになった。吉田兼好が老人になって「徒然草」を書いたのも、このような心境からだろう。Web.では兼好は世の無常を感じて「徒然草」を書いたが、内容は「先のことを嘆くより、今を大切に生きよ」と諭しているとあった。私もそのような気持ちから、このブログを書いているが、「いつか誰かが読んで下さる」そんな思いが、私の気持ちを癒してくれる。
いろいろな会報にエッセーを書くのが楽しみである。最近の高校時代の生物班のOB会報などは、頼まれもしないのに2遍も書いてしまった。そして、過去に栗田氏との共著で写真の解説本を何冊も書いた。友人に無理やり送り付けて自己満足したが、送られた人はかなり迷惑だったろう。送ってこられたら読まないわけにいかないし、それなりの礼状や返礼をしてくる人もいる。紙の本だからゴミに出せば済むが、それでも貰った人は気を遣う。
しかし、Web.の記事を読んで頂くのは気が楽だ。「読みたくなかったら、読んでくれなくても良いです」 そのような訳で、これから駄文を書かせて頂くことにする。