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293 ゆく河の流れ 70 大股で歩くこと

2025年10月20日

このブログでアルツハイマー病やフレイルになり易い状態 3つ (歩速度が遅い、握力がない、 難聴)を紹介しました。この中で、歩速度を上げることはできそうで、なかなかできないです。早く歩こうとすると、腰が曲がってきて小刻み歩行になってしまい、益々歩速度は落ちます。おまけに腰が痛くなって、腰を下ろしたくなります。

ある距離を歩くと腰が曲がってきて、痛くて歩けなくなります。お年寄りに多い腰部脊柱管狭窄症の症状で、これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼びます。私も腰部脊柱管狭窄症で間欠性跛行があります。マレットをやっていて数ホール回ると腰が痛くて、休まないと歩けません。

リハビリのためと思って毎日マレットをやっているのですが、なかなか良くなりません。最近、新聞で良いことを知りました。大俣で歩幅を大きくすると良いそうです。まだ初めたばかりで効果のほどは不確かですが、なんだか良いような気がします。歩幅を大きくすると自然に腰が伸びて、姿勢が良くなります。腰が伸びることで、痛みが和らぎます。

ゆっくりで良いから、大俣で歩くようにすれば、脊柱管狭窄症の治療や、アルツハイマー病、フレイルの予防になりそうです。皆様もやって見て下さい。

3つの状態のあとの2つのこと。握力がない・・・70歳を越えても、左右どちらかが 20kgは欲しいです。ペットボトルのキャップが開けられないようでは心配です。日頃からの簡単な仕事を厭(いと)わないようにして、手を使って下さい。私はマレットゴルフをやるので、それが多少は役に立っているかも知れません。  聴力の低下は補聴器を積極的に利用しましょう。いよいよ聴こえなくなってから使うと、なれるまで時間がかかります。 私は内科医なので、聴診は大事です。聴力を低下させないように、大音量のライブなどは避けています。以前、ライブハウスでロックを聞いたら、曲と曲の間で、耳がジーンと鳴っていて驚きました。

10/22 追加記載  今朝散歩していて気づきました。歩幅を大きくすることと、膝を高く上げることも大事です。膝を高くすると自然に腰が伸びます。 トレーニングは漫然とやるのではなく、常に向上を目指して工夫してください。)   (注)私は後で思いついたことを過去のブログに追加することがあるので、時々過去のブログもみてください)

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