346 新聞を読んで 38 ナマズが食べたい - 市川内科医院のブログ│実験室市川内科医院のブログ│実験室

長野県中野市三好町1-2-10 TEL:0269-22-3366 長野電鉄長野線「信州中野」駅 徒歩6分

タイトル背景

実験室市川内科医院のブログ

▼ MENU

346 新聞を読んで 38 ナマズが食べたい

2025年12月18日

ウナギは絶滅危惧種だがナマズは違う。魚取りが特技の父は、ナマズを食べたと話していたが、私には食べさせてくれなかった。ナマズを釣るとき、ナマズは引くばかりなので返し(あご) のない釣り針でも釣れると聞いた。(外すときに楽だから・・・)     味は不味くないそうだ。 私は、こういうゲテモノ(失礼!)が好きだ。    中国の人は、飛ぶものは飛行機以外、海を潜るものは潜水艦以外は何でも食べる、そのたぐいだ。    終戦後の食糧難の時代、大陸渡来の雷魚まで食べた。日本のナマズの親戚である。雷魚の寄生虫の鍔口虫は厄介だ。雷魚の生食で感染する。西日本の安いすし屋では雷魚の刺身を食べさせた。愕口虫がヒトに感染すると、creeping eruption (這いずり回る火山噴火) を起こす。消化管から皮下に入り込んで体中を這いずり回るのだ。eruption (火山噴火) はアレルギー反応で周囲はひどい浮腫となる。メスで皮膚を切開して虫体を探すのだが、なかなか見つからない。首の皮下を這いずり回ると、気管を圧迫し、気道が閉塞してヒトは窒息死する。 学生の頃、寄生虫学の先生に九州へ行ったら安いすし屋に入るなと教わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pagetop