私の本 65. 早坂昭のエッセイ集
2025年10月28日

電子書籍・kindle版で読みました。「華日記」を読んで早坂暁を知り、そのつながりで「この世の景色」 早坂暁著 を購入しました。電子書籍の場合データだけが送られてくるので、購入の実感がありませんが・・・。

目次を表示します。この本を読めば早坂暁の半生が分るエッセイ集です。早坂は四国遍路みちに面した大きな商家に生まれました。信心深い両親はへんろ道を通るすべての遍路に接待を施します。置き去りにされた女児を実子(妹)として育てますが、妹は長じて置き去りにされた子と知ります。早坂と妹は結婚を約束する関係になり、早坂が江田島の海軍兵学校にいたとき、妹が早坂に会いに広島に来て、そこで妹は被爆死します。早坂も爆撃された広島を彷徨い、妹を探し回りますが発見できませんでした。この時の経験が、NHK-TV「夢千代日記」として書かれます。私が高校の時、TVで「夢千代日記」を見た記憶があります。そこで、民謡「貝がら節」、俳優「吉永小百合」「余部の鉄橋」を知りました。余部の鉄橋へはJRを乗り継いで尋ねました。
早坂は華道家との交際が深く、その交流が小説「華日記」になりました。また、渥美清の大親友で、渥美が出る映画の脚本を書くが、ざんねんながら 早坂版「男はつらいよ」の脚本は映画にならなかった。それこれの事柄が、このエッセーの内容だが、私はこの次は「花へんろ」を読んでみようと思う。





















