365 ゆく河の流れ 99. 目的と根拠、complianceと法規
2026年1月24日
美術館構想説明会では、最後の一押しをしなかったばかりに、悔しい結果に終わりました。後になって、あの時こうしておけばよかった、この時こう言えばよかったと、反省ばかりです。悔しいから、頭の整理のためにこれまでに頭に浮かんだ事柄を書き留めます。
事業を発案し遂行するためには、目的が必要です。中野市の美術館構想は目的があいまいなまま発案されました。いつの間にか実施計画が発表されと思ったら用地決定、設計、埋蔵文化財調査と事業がどんどん進んでいます。ある事業を遂行するには、資金が必要です。資金を銀行から調達してもらう(借金する)にしても根拠が必要です。根拠には正当な理由が必要です。まして公共事業では、それを遂行するための根拠は絶対に必要です。それが、今回の中野市の図書館構想では「根拠を示せ」といくら言っても、示そうとしません。示そうにも根拠そのものが無いのだから、示しようがありません。
自治体が事業を遂行するためには経費が必要です。経費は税金で賄えられるので、根拠がなければ税金は使えません。税が徴収であるためには、公共が行う事業を遂行するにあったって、公共に正当な根拠がなければなりません。市民から税金を取るのは徴収ですが、根拠なしに税金を取るのは搾取です。搾取した資金で事業を遂行する暴走を許さなくするチェック機関を、どの自治体でも設置するよう、義務付けられています。
根拠があって事業を遂行することは、compliance です。その点で、今回の市の対応は compliance 違反です。 compliance を担保するのが 法令です。国は法令を整備して、担保なしに遂行される行政行為を制限しています。(地方自治法 第138条の4 普通地方公共団体のその執行機関として、普通地方公共担体の長の外、法律の定めるところに寄り、委員会または委員を置く) そこで初めて、専門性と公正性が担保されるのです。
私たちは中野市にある45の常設行政審議会で美術館建設に関する審議を行い、その結果を議会にかけるよう申し入れています。それを中野市は拒否しているのです。あるいは、これだけ大きなプロジェクトなのだから、新たな臨時審議会を設けてそこで審議する様容貌しています。
私はどういう訳か、「権威に抗う」ことを好みます。特に、権力者が理不尽に権威を振りかざすことに対しては、徹底的に逆らいます。 私が若かったころは、理由もなく権力と戦ってきました。それが格好良かった時代でした。今の若い人たちもそうなって欲しいです。
今や公共団体は権力になってしまいました。complianceは権力者に課せられた義務です。 引き換え、普通の市民が多少道を踏み外すのは許します。むしろ「元気があって宜しい」です。「振り込め詐欺」「トクリュウ」「反社」は許せません。弱者をターゲットにしているからです。





















