徒然になるまま46. 新聞を読んで・その14 笑顔
2024年4月22日
記事とは関係がないのですが、よくこんなに大口を開けて笑えるなあ、と感心しているのです。私は、写真を写してもらうと、どうしても笑えないのです。子どもの頃、父に写真を撮ってもらう時、私は瞬きする癖があるので、できた写真はいつも目をつぶっています。当時フィルムは高価でした。父はいつまでもファインダーを覗き込んでいて、なかなかシャッターを押さないのです。私は瞬きしないように目をカーッと開けて、カメラのレンズを睨みます。そのうちに、顔はだんだん緊張してきます。漸くシャッターが下りてようやく解放されるのです。できた写真は見られたものではありません。
これがトラウマになって、以後笑顔の写真はなくなりました。Web.site で、毎日鏡の前で笑顔を作ることで、鬱病は防げると書いてありました。朝のラジオ体操で指導者の鈴木大輔さんが、第2体操 「前後に曲げる運動 前曲げ、前曲げ、後そり」で 時々「笑顔で!」と言ってくます。私は、朝のラジオ体操は、笑顔でやるよう心がけています。
最近の人は写真を撮るとき、「笑って」と言いいます。そう言ってから、なかなかシャッターを押してくれません。私は初めは笑っているですが、写す人がシャッターチャンスを待っている間に、顔がこわばってきます。甥に「おじさんの笑った顔の写真を見たことがない」と言われます。
映画「男はつらいよ」で、1シーンを思い出しました。寅さんがカメラを構えて、「チーズ」と言うところを、「バター」と言って、さくら夫婦、おばちゃん、たこ社長たち全員がずっこけるシーンです。