私の本の読み方 16.発達障害 カサンドラ障害
2024年4月21日
写真順序が逆ですみません。 発達「障害」でなくなる日 朝日新聞取材班 朝日選書 朝日新聞デジタル で連載された記事をまとめたものです。そのためやや専門性に欠けるが、そのぶん、分かりやすい記述です。最近、「発達障害」という言葉をよく耳にするようになりました。なんとなく世の中が生きづらい、毎日が過ごしにくい、と感じている方、あるいは同居する相手がそのような性格で、自分まで気が重い、・・・ その様な方は読んでみてください。発達障害は社会が作る病気で、本人に悪い訳では無い、と諭している感じでしょうか。この本の中で、カサンドラ症候群を知りました。 カサンドラ症候群 岡田孝尊司著 角川新書 「以前、ペルーの日本大使館で占拠事件があった時、囚われた大使館員や市民が長期間の幽閉で、いつの間にか犯人たちに同情していった」という記事を読んで、この現象を「カサンドラ症候群」と聞いた覚えがある。「カサンドラとアポローン」について、Web.site を見ると、以下のこと・・・ 少し長いけど カッサンドラ―はアポローンに愛され、アポローンの恋人になる代わりに予言能力を授かった。しかし、予言能力を授かった瞬間、アポローンの愛が覚めて自分を捨て去っていく未来が見えてしまった。憤慨したアポローンは、「カッサンドラ―の予言を誰も信じないように」という呪いをかけてしまった。その結果、カッサンドラーは未来を知りながら、それを伝えても誰からも信じてもらえず、どうすることもできない状況におかれた・・・・ アポローン役になる法の発達障害は、自閉スペクトラム(ASD)と呼ばれる性格の偏りである。ASDはアスペルガー障害が良く知られるが、広範性発達障害と呼ばれる性格異常も多くの状態で起こしうる。この本は、精神科の専門医が書いてあり、少し難しいけど良い本です。