487 私の本 62 新潟県はアーカイブスを大切にする県です
2026年8月27日

「将軍の都の客人」エイミー・スタンリー著 表紙の書き込みを読めばだいたいこの本の内容がわかると思います。越後のお寺の娘が何度かの結婚、離婚を経て単身(騙されて他寺の男と出奔するがすぐに分かれる)で江戸に乗り込む。そこで苦労しながら生活を続けるが、晩年夢敗れて故郷に帰る。その間、寺の住職の兄に生活ぶりを克明に手紙に描き、その手紙が最近見つかった。それを新潟県の公文書館がWeb.site に公表し、それを見たアメリカの歴史学者がこの本を書く。主人公の手紙、江戸の街の様子、世界情勢が交錯した内容で、スピード感があって面白く読んだ。関係者の努力は目を見張った。
この本の内容を読んで、新潟県の関係者の慧眼が羨ましく思った。普段なら多くの人の目に触れない個人的な手紙を公表し、それをアメリカの学者が目にして執筆し、それが世界中の人も目に触れる、その僥倖が羨ましい。翻って我が中野市はアーカイブスは山積みなのに全く整理されず。ネズミの小便にまみれている・・・ 羨ましい。





















