459 私の本 57 歌舞伎界の成功物語
2026年7月2日

ヤクザの子供として生まれた喜久雄だが、父親の大親分がヤクザの抗争で殺され、関西歌舞伎の大物の家に引き取られる。その家の息子の俊介と歌舞伎界を登りつめる話です。映画化され有名になったが、そのテンポと独特の語り口が面白かった。粗筋は単純で分かり易いが、この本を読むと歌舞伎界の主な演目が解説されていて、歌舞伎入門書としても利用できる。この本は筋書きにも凝った仕組みがある。あまり詳しいことを書くとネタばれになるが、父親が殺された時の様子がその後の話の進み方に何か齟齬があるが、この話は最後の最後で解決されるので、ゆっくり読み進めて欲しい。
私は過去(30年以上前)に一度だけ歌舞伎を見たことがある。その時の演目は、勧進帳 坂東なにがしの藤娘、与話情浮名横櫛( よはなさけうきなのよこぐし 切られの与三郎とお富さんが出るあの劇です) と、もう一題は春のお城かどこかの華やかで美しい物語?でした。楽しかったことを覚えています。





















