ゆく河の流れ 79 動物虐待を考える - 市川内科医院のブログ│実験室市川内科医院のブログ│実験室

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ゆく河の流れ 79 動物虐待を考える

2025年11月9日

今行われている(行われてきた)動物虐待を列記してみます。

ブラックバスは湖沼や河川に無断で放流されたため、全国の淡水魚は絶滅の危惧に瀕しています。    カムチャツカでは観光用にヒグマに餌を与えていたのでしょうか?そのことを知らずに星野道夫は「カムチャツカのヒグマは大人しい」との情報を信じて、ヒグマに喰い殺されました。    アフリカではライオンを飼育し、年老いたライオンをサバンナに放して、欧米のハンターにライフルで撃たせて観光資源にしています。   日本ではリゾート地のペンションで屋外に生ゴミを放置したため、深山に居住するツキノワグマが人の食べ物の味を知りました。   札幌では劣悪な環境で動物を飼育していた動物園が倒産し、動物たちの引取先がなく難儀しています。   中国ではパンダを日本を始めとする世界各国に貸し出して、外交の手段に利用しています。   犬や猫は純血種だけ増やされ、遺伝的な片端なペットが世間に溢れています。(このことは「純血種という病」の本に書いてありした)      純血種をブリーディングする職業があるのは私は賛成しません。   日本では鶏を狭いケージの閉じ込めて、卵の大量生産を図っています。感染症対策をせず鶏インフルエンザを発生させ、何十万羽もの鶏を土の中に埋めました。   鹿児島県では防火対策をしない豚舎で出火して 4,000頭もの豚が死にました。  ベーリング海の小島では帝政時代ロシアの調査船が遭難した際、オットセイ科のカイギュウ(海牛)を食料にして絶滅させました。 世界中でおびただしい種の獣や鳥、魚が絶滅しました。 水族館ではイルカやオットセイを狭いプールの中で芸当させて、水族館の運転資金にしています。(絶滅が危惧される動物を増やす試みのためだと説明しながら・・・)   日本では今更捕鯨でもないのに、日本の伝統漁業だと言って捕鯨をしています。  第2次世界対戦では上野動物園でインドから送られたゾウの花子を飢え死にさせました。   希少なチョウや昆虫を人工飼育して、羽化したら殺して標本にする昆虫マニアもいます。   クワガタムシやカブトムシを人工飼育して、高く売りつける商売もあります。

人間って勝手な生き物ですね。animal-welfare を考えると、今私たちがやっている行為がはたして動物の幸せに役立っているか不安に感じます

 

 

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