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318 私の本 68. 大航海時代の北アメリカ探検

2025年11月21日

 

ムーア人による報告」レイラ・ララミ貯木原和彦訳  ムーア人とはヨーロッパの人がモロッコ辺りの人を指す固有名詞だ。  地名はすべて架空だが、イベリア半島や北アメリカ大陸のどこかと類推される。イベリア半島のどこかの港で、主人公は家族を助けるために自分を売って、北アメリカ大陸の探査隊の奴隷となって、今のメキシコあたりに上陸する。。

探査隊の総督は本来の目的を外れて、金(gold)の発見に熱中する。やがて隊はバラバラになり、隊員が去ったり死んだりして、少人数で原住民の集落を彷徨う。隊は次第に原住民の世界に溶け込んでゆく。ムーア人と総督らとの身分の差が無くなり、様々な危機を乗り越えて行く。主人公の資質が隊を助けるのだ。やがて、隊はヨーロッパ人の生活する町に辿りつく。そこでは、植民地政策をとるヨーロッパ人と探査隊員との認識の違いに悩む。

面白かった!  特に原住民に関する記載は、文化人類学の本を読んでいるようで、興味を持った。

 

 

 

 

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