416 私の本 78. 馬が好き
2026年4月9日

「馬のこころ」ジャネット・L・ジョーンズ著 競馬中継で馬が走る姿を見るのが好きだ。馬に興味があってこの本を読んだ。馬に乗るのはすごく難しいことが分ったが、乗りこなした時の喜びは何物にも代えがたいことが分った。この本は脳科学者がみた、ウマとヒトの能構造の違いが解説されている。
ウマは被食(肉食道物に食われる)動物であり、人は捕食(馬の肉を食う)動物である。飼われているウマは、生まれた時から人は安全だという考えを刷り込まれているから、人を過度に恐れない。しかし、とっさな時はその意識が吹っ飛んでしまうので、馬と付き合う時は注意が必要だ。
「人間の脳は目標達成のために働く」「馬の脳は刺激によって働く」 人間では刺激が視床にとどくと、その信号は大脳基底核に進む。大脳基底核は行動を起こす部位だが、前頭前野と繋がっている。前頭前野は考えて行動するように大脳基底核の働きをを制御している。人は五感の刺激が入ってもすぐに行動せずに、これから何をするべきか考えて、それから行動に移すのである。一方、馬には前頭前野が無い。視床に何かの信号が入ったらそれが何であろうと、とにかく逃げるだけなのだ。大脳基底核が勝手に働いて、とにかく逃げるのだ。
この本は、馬と人間の脳構造の違いから、人間の動きを解説した本ではあるが、馬の脳はいかに素晴らしい(特異)かを説いている。馬に乗ってみたいが、「乗りこなすには馬も乗る人も長時間のトレーニングが必要」なことが良く分かった。





















