474 祇園精舎の鐘の声 その41 脱水症と熱中症
2026年7月24日
TVを見ていると、世の大方の人は熱中症と脱水症を混同しているようです。熱中症の症状として解説されている項目は殆ど脱水症です。体内の水分、電解質が失われるためにきたす症状は、口渇、嘔気、の他に多彩です。治療は以下にお示しした補水液で、これを点滴します。ちなみに、140は血液の電解質濃比、 35は尿中のの電解質比です。症状によって使い分けます。

脱水症は、点滴か経口で水分と電解質を補給すればすぐに治ります。報道で軽い熱中症と言っているのは、たいていこれです。脱水症があると汗がかけないので熱中症になりやすいのですが、脱水症の人が炎天下で労作するはずはあまりないです。むしろ熱中症はいきなり来ます。おかしいと思ったら急に意識が遠のき、眼の前が真っ暗になり倒れ込みます。こんなときは躊躇せずに頭から水をかければ回復します。 意識が回復したら経口か点滴で水分と電解質を補給します。
私の経験談 その1 腎盂炎と診断されて食欲がなくて、何も食べずに医者から出された薬だけ飲んで寝ていた。腎盂炎は悪寒を伴う高熱が特徴です。寒気があるため布団を何枚もかけて寝ていたら、翌日亡くなっていました。 私が死体検案したのですが、直腸温は異常高値でした。 高体温だけでヒトは死亡します。 高体温の治療は cooling です。 診断は体温測定です。高熱だけで脳幹部の機能は停止します。 (つまり、死亡!)
風邪を引いて熱冷しを飲むのは日本人だけです。 軽い風邪はむしろ体温を上げたほうが免疫が亢進して回復を早めます。その点では、漢方の葛根湯は合理的です。体を温めることで、寒気が治ります。 高温だったら cooling は、欧米では当たり前です。
私は、過去に熱中症で意識を失いかけたことがありました。小学5年生の時、友達と競って坂道を自電車で漕ぎ上がっていました、友達がどんどん先に行ってしまうので、私も追いかけていたのですが、突然目の前が真っ暗になって、意識が朦朧としてきました。家が近くだったので慌てて家に飛び込んだら意識が遠のきました。汗をびっしょりかいていたので、母が慌てて団扇で冷やしてくれたら意識が回復しました。 高校時代、大学時代、大人になって体力がついてきてからも、このようなことはよくありました。体力に任せて休憩も取らずタイムを競って登山するものだから、山頂でフラフラして倒れたことがよくありました。日陰で団扇で扇ぐと直に回復しました、 私の熱中症の治療は cooling だけでした。 登山は飛ばさず、適度に休憩して、体を冷やしながら登るのが肝心です。 沢登りでさえ熱中症は発生します。炎天下で入渓前の河原歩きだけで熱中症になりました。水流がでてきて頭まで水に使ったら、あっという間に意識が戻ったったことは忘れられません。
最後に 意識が朦朧としたら熱中症です。 躊躇せずに 大団扇で扇ぐ 水風呂 水シャワー 冷水で洗顔 !





















