冬型気圧配置とすじ雲
2025年2月7日

写真は今朝の風景です。久しぶりに強い雪降りになりました。2月7日 撮影
雪雲のレーダーをみると、北アルプスの雪倉岳から戸隠山、中野にかけてすじ状の雪雲が流れ込んでいました。方角は中野から見て、西北西に延びていました。(パターン1)すじ雲は縦方向に動くため、同じ地点で強い雪が続きます。
もう1つの、中野が大雪になるパターンは中野市、飯山市、妙高市、上越市方向に延びる北北西方向です。(パターン2)後者のほうが大雪になるのですが、今年はあまりこのパターンになりにくいです。

上の雨雲レーダーは2月8日の午後の画像です。パターン2 です。今日になって冬型の気圧配置が強まって、強い雪が降ってきました。このパターは中野で大雪になります。日本海の海面で水蒸気が蒸発して、すじ状の雲ができます。すじ雲が縦方向(すじの方向)に流れ込むと、同じところで大雪が降ります。飯山から北の奥信濃の山沿いで大雪が降るパターンがあります。短時の降雪パターンはパターン2と同じ画像になりますが、雪雲(すじ雲)の全体の動きは西から東に流れます。スジ雲の先端(南端)は 飯山止まりで中野まで及びません。中野は殆ど降らず、飯山が大雪になります。
今回の冬型(パターン2)は、3日間で降雪量は50cmを超えました。地球温暖化で湿り雪なので、とても重いです。除雪は機械で真也がやってくれるのですが、私は手でちょっとかくだけです。
大規模にスジ雲が同じ地点に大雪を降らせるのが、線状降雪帯(JPCZ)です。雪の降り方は様々なパターンがあり、特に雪雲全体が筋(すじ)の縦方向(パターン2)か、横方向(パターン3)に動くか、その時の地上天気図、高層天気図がどうか? 興味のあるところです。