春眠暁を覚えず
2025年1月27日

患者さんが私のために書いてくれました。寝室にかけておこうと思っています。「私のことを良く知っているなあ」と、感心します。私は、朝6時20分に目覚ましが鳴ります。着替えてラジオ体操をやって、ゴミ出しがてら朝の散歩に出かけます。前の晩の寝る前の読書が楽しくて、つい就寝時刻が遅れてしまいます。朝の起床がつらいです。
この漢詩を読むと、春山スキーの朝を思いだします。春のお彼岸の頃は、頚城山脈は残雪がたっぷりです。早朝、テントの中で目を覚ますと、ホオジロが盛んに囀(さえず)っていました。「一筆啓上奉り候」(いっぴつけいじょうたてまつりそうろう)と囀ります。「いっぴつ」の「ぴ」がアクセントになっていますが、囀りも「ピ」が鋭く聞こえます。野鳥の「鳴き合わせ」はいろいろあるけど、ホオジロのはうまいです。山で鳴くホオジロは「處處啼鳥を聞く」などと穏やかなものではありません。うるさくて寝ていられませんでした。