尿の顕微鏡検査
2017年1月26日
内科の病気の診断に、尿の検査は欠かせません。通常は試験紙でpH ,糖、蛋白、潜血、等を調べます。さらに詳しい検査として、尿を遠心分離してその沈殿物を顕微鏡で調べます。右の機械が遠心分離機で、スピッツ(先端がとがった試験管)に入れた尿を、高速回転して沈殿物を得ます。それを顕微鏡で検査して、赤血球、白血球、上皮、円柱などの細胞がどのくらいあるか調べます。たとえば、膀胱炎や腎盂腎炎の診断には尿中の白血球(膿)や細菌の有無を調べますが、治療がうまくいっているかどうかを判断する為にも顕微鏡検査は重要です。