東江部周辺(山田家資料館4)
2022年3月26日
山田家では「奥庭」と呼ばれている庭園です。江戸時代の中期から幕末にかけては、地球は小氷河期に当たり、寒冷化のため度々飢饉に襲われました。そこへ1,783年の浅間山の噴火で上空に噴き上げられた火山灰が北半球を覆い、天明の大飢饉が発生しました。困窮した農民を救うため、山田家では庭園に使う大石を雁田山から切り出しました。大石を丸太のコロに載せて運ぶ仕事を手伝った農民に、米蔵から取り出した保存米を分け与えました。その石が、写真右手前の苔むした大石だそうです。