四十八池
2022年9月19日
昨日のブログの渋池より更に東方に2kmほど進むと四十八池に着きます。緩やかな谷状の窪みの出口が、志賀山火山の溶岩(火砕)流で堰き止められて、浅い湖沼が出来ました。そこが湿原化して今の姿になりました。昨日のブログで説明した浮島ができ、その浮島が繋がって残った水面が池塘(ちとう)になりました。このような湿原を高層湿原と呼びますが、高層とは「高山の・・・」という意味ではなく、「厚い層を成して・・・」という意味です。よく見ると湿原は点状に赤茶色に染まっていますが、これはモウセンゴケの葉の色です。モウセンゴケは食虫の希少植物ですが、志賀高原では一般的です。