関田山脈を歩く | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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関田山脈を歩く

2023年10月9日

関田山脈は長野・新潟県境を南西から北東に貫きます。そして今は県境を信越トレイルが走っています。一方、信越トレイルをまたいで、長野県側の飯山市や栄村と新潟県側の上越市(板倉町、清里村、安塚町)、十日町市(松之山町)を繋ぐ峠はいくつもあります。昔は信州から紙織物、大豆、諸雑貨が、越後からは食塩、海産物や米穀、石油が運ばれました。峠の多くは新潟県側の地名が付いていることだ多いです。関田峠は最も交通量の多い峠で、その北側の梨平峠も古くから良く通られた峠道でした。

南からわかる範囲で列記すると、筒方峠、関田峠、梨平峠、牧峠、宇津ノ俣峠、伏野峠、須川峠、野々海峠、深坂峠(太字は車道)です。車道が整備されるようになってからは、歩道は忘れ去られ、今は廃道になっている峠が多いです。昭和40年以前は、ここに挙げた峠は盛んに利用され、以前、子供の頃に今の飯山市岡山たったか照岡に住んでいた人にこんな話を聞いたことがあります。「長野県の名産品を背負って、峠を越えて新潟県の集落に着いたら、たまたまお祭りをやっていて、村人たちに大歓迎された」そうです。

左は上越市板倉、右は飯山市温井、正面奥が梨平峠です。

 

 

 

私は10月6日の午後、信越トレイルを関田峠から梨平峠まで歩きました。トレイルはよく整備されていて歩きやすいのですが、ずっと低いブナ林が続く単調な道でした。

 

 

 

所々、開けた林が現れます。若いブナ林が美しい。

 

 

 

 

 

稜線上から三角形の整った山が見えました。家に帰って調べたら、東頸城山塊の黒姫山でした。(手前ではなくて、奥の山です)

 

 

 

赤い実が房ごと落ちていました。チョウセンゴミシかなあ? 房の付き方がちょっと違うけど…

タマゴタケがありました。美味しいキノコだそうですが、テングタケの仲間なので食べる勇気がありません。

この赤いキノコはよく見かけるけど、名前が分かりません。

 

 

オオイワカガミの葉は大きくてつやつやしています。試しに偏光(PL)フィルターを付けて撮ってみました。もともと日が差さない藪の中で、しかも曇天のためPLフィルターの効果があまり認められませんでした。

 

 

梨平峠に着きました。十文字の縦は関田峠(手前)と牧峠(向こう)へ、横は右に飯山市羽広山へ、左は上越市清里地区への道がクロスします。

 

 

 

 

 

ちょっと分り辛いけど、関田峠から梨平峠までのトレイルです。片道 1.7kmですが、思ったより遠かったです。このコースは30年以上前の積雪期に、山スキーで歩きました。

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