ハルニレ
2024年5月20日
中野市東山 如法寺の境内です。この木は害虫の食害で10年ほど前から樹勢が悪くなりました。ニレ科の樹木は害虫の被害が出やすく、コガネムシやタマムシなどの仲間(甲虫類)や、葉に附子、虫こぶを作るフシムシの仲間などがあります。 一旦弱った樹勢が、この写真の下半分に萌芽(ほうが)して、元気になりました。その後も上半分の樹勢は良くなかったのですが、今年は大分盛り返してきました。木は強いね! しかし、今年は下半分に附子がたくさんついていて心配です。附子は葉に着く虫こぶで、昔はタンニンを含むため鉄漿(おはぐろ)に使いました。行く使われたのはヌルデの附子でした。
ハルニレはニレ科ニレ属の樹木で北日本に多いです。西日本にはアキニレがあります。ケヤキはニレ科ケヤキ属です。ニレは英名エルムです。ヨーロッパの小説で「エルムの木陰・・・」などという文が良く出てきます。
私はこの辺りを散歩コースにしています。腰痛症があるのでトレッキングポールを使ったいます。加えて、信大の能勢教授が推奨するインターバル速歩をやっています。標高差90mの上り坂を3回に分けて速足で登ります。「30m登ったら小休止して呼吸を整える」を3回繰り返します。このレーニング法は、比較的に短期間で体力が付きます。(1週間ぐらいやると、効果が実感できます)