竜王スキー場を歩きました
2024年5月31日
5月30日は竜王スキー場のゲレンデを歩きました。写真を撮るのが目的だったので、山麓を標高差140mほど登っただけです。 右上に竜王ロープウエイの山頂駅が、右真ん中より少し下に小さくロープウエイの搬器が写っています。いま搬器は山麓駅を出発したばかりです。
振り返れば高社山が逆光に沈んでいました。
以下は、写真とその説明です。
1 山麓駅を出発する竜王ロープウエイの搬器です。大型で定員166名、車椅子ででも乗れます。
2 空には薄く巻層雲が掛かっていました。晴れると日差しが強く、肌が焼けるようでした。
3 西南方向を望みました。最奥のスカイラインは、左から荒倉山、その右の低くごつごつが続くのが戸隠連峰、一段と高い高妻山、その右の更に高い山が黒姫山です。
4 西方向です。新潟県の頸城山塊です。左から溶雅山、不動山、大毛無山、粟立山、重倉山、青田難波山、篭町難波山です。この辺りは冬は雪が5m位積もります。
ゲレンデの植物です。
5 あちこちにコバノギボウシが葉を広げていました。今ぐらいまでなら葉が柔らかいので摘み採って食べられます。いくらでも採り放題ですが、両手いっぱいぐらいにしました。北信の人は誰も採らないけど、美味しいからぜひ食べてみてください。(植物を知らない人はコバイケイソウと間違える人がたまにいますが、そういう人は山菜を採る資格がありません)
6 (ニホン)スミレです。タチツボスミレとの違いは、花の紫が濃いのと葉の形が特徴的です、
7 キジムシロ あちこちに群落を作って咲いていました。
8 チゴユリ 漢字で書けば「稚児百合」です。
9 これがアズマギクだとしたら珍しいです。私は初めて見ました。(見ていても気付かなかった?) 「長野県植物誌」 清水建美ら によると「全県に分布するガ少ない」とあり、標本は志賀高原のものもありますが、この本を書いたときに調べた分布図では、東信の一部だけになっています。(山形県では絶滅危惧種に指定されています)
10 ワレモコウの若葉です。もうじき花が咲き、夏に濃赤紫色の果実をつけます。ワレモコウは止血薬として使われたことがあります。
11 ニワゼキショウ 帰化植物です。北信でもよく見かけるようになりました。
12 雌株のフキの種子です。綿毛に乗ってあちこちに飛んでいきます。茎も若いうちなら食べられます。