アレチウリ | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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アレチウリ

2024年9月25日

東山・林道南線入り口です。去年、いや、先週まで気付かなかったのですが、アレチウリがこんなに繁茂していました。ここは、春先はスイセンがまばらに咲き、初夏からはクズが繁茂します。夏はクズの間からキクイモが顔を出して、黄色い花を咲かせていました。それが、あっという間にこの状態です。小山の内部は何かの灌木が生えていたような気がします。この辺りの山ぎわは、アレチウリが広がっていました。

以前は、アレチウリは千曲川の河川敷だけに広がっていました。千曲川から離れて、あっという間にここまで広がったのには驚きました。アレチウリは繁殖が旺盛で、他の植物を枯らすので「気が付いたら抜くように」言われていましたが、ここまで広がると無理ですね。原産地は北米大陸で穀類に混じって渡来しました。いま日本では特定外来生物です。

 

1. アレチウリの花のアップです。キュウリの花と一緒だね。

2. モウソウチク 近くの斜面に繁茂していました。原産地は中国です。竹材は用途が広く、タケノコは食べておいしいので、遣唐使の時代に日本に導入しようとしたのですが、中国から日本に向かう船は時間がかかって、モウソウチクはなかなか日本にたどり着けなかったそうです。(逆に、日本から中国に向かう船は、冬ならあっという間に着いてしまいます) 日本に生着して約1000年経ちますが、最近まで、異常な繁殖はしませんでした。それが、近年里山がモウソウチクだらけになって(特に、西日本)問題になっています。

3. ツルニチニチソウ 葉の先が丸みのある方です。(スペード型の葉は他の植物です)  ツルニチニチソウは日当たりのよい所ではどんどんツルを伸ばすので、「植えてはいけない植物」と呼ばれます。ここでは、スイセン、クズ、アレチウリに押されて、肩身が狭いようです。

4. コマツナギ  近くの日当たりのよい斜面にありました。この植物も外来種かと思ったのですが、図鑑にはそのような記載がありません。ただ、生育地は朝鮮、中国、そして本州~九州だそうで、マメ科であることも鑑みると、もしかしたら帰化植物かも知れません。

 

 

 

 

 

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