朝と昼の温度差が大きい
2025年5月8日

今朝の高社山です。麓の緑色がやや濃くなったようですが、4日前の姿とあまり変化がありません。 今朝は冷え込んだのですが、日中は気温が上がりました。空気が乾く長野県などの内陸部では、一日の気温差が 20℃ にも達します。いまの時期は、大陸育ちの高気圧に覆われて、乾いた北西風が吹きます。湿度は30%台です。 一方、夏は太平洋高気圧に覆われて湿った南東風が吹き、湿度は70%台に上がります。一日の温度差は 5〜8℃ です。
乾いた空気は温まりやすく冷えいやすいです。いまの時期、朝は放射冷却で冷え込みますが、日中は太陽で温められて気温が上がります。 一方、真夏は湿度が高いので空気は温まりにくく、また冷めにくいです。夕方になってもむし暑さが続きます。朝方もむし暑いですが、日中晴れてもそれほど気温は上がりません。(近年、地球温暖化で、最高気温が35℃を超えることも多くなりましたが・・・・)
水は比熱が高いので、湿度の高い空気は温まりにくく、冷えにくいです。真夏の蒸し暑さの原因です。 逆に乾いた空気は温まりやすく、冷めやすいです。 低緯度地方の砂漠では日中の気温が50℃台にも上昇し、朝は氷点下まで下がります。空気中の水分量を考えれば理解できます。