ナラメリンゴフシ
2019年5月23日
コナラの木にナラメリンゴタマバチの幼虫が寄生して生じた虫えい(虫こぶ)です。5月のこの時期だというのに、まるで小さなリンゴが実っているみたいです。上田市の里山で見かけました。
タマバチが秋にコナラの根に産卵し、幼虫が幹を伝って移動して虫えいを作ります。爪で割ってみると外側は柔らかいスポンジ状ですが、内部は木質化して硬く爪が通りません。ネットの情報では、タンニンが多く含まれているため、ナイフで裂くと刃が黒くなるそうです。そもそも虫えいにはタンニンが多く含まれるらしく、ヌルデの虫えいは鉄漿(おはぐろ)の原料です。