私の絵のこと
2023年4月19日
これまで描いた絵を医院の廊下に飾っています。以前、美術家の方から私の絵のことで「緑色が鮮やかすぎる。緑に赤あるいは茶系統の絵の具を混ぜると、もっと深みのある色になる」と言われました。そう言われても、補色になるような絵の具を混ぜると色が濁るような気がして、同系統の色としか混ぜてきませんでした。最近、もと美術の先生だった方が「色彩が生々しすぎる」とも批判されました。そう思ってもう一度見なおしてみました。山の緑はきれいなだけの緑色、お寺の板壁を描いた絵は鮮やかな茶色で、歴史や時代が感じられません。こんな絵を掛けておくのは恥ずかしくなりました。
今描いている絵は、補色になるような色も混ぜてみたら、渋くてとてもいい感じです。油絵を描いている友人が、「アトリエは自然光がたっぷり入るのが良いね」と言っているのを思い出しました。光を写し取るのが美術なんですね。私はこれまで色の違いをあまり意識せずに描いてきましたが、これからは色調に気を遣って描いていこうと思います。何事も自己流はダメ!と反省しています。
油絵の具の カドミウム イエロー です。左のチューブは赤地に黒の✖の下に、小さく「有毒性あり」と書いてあります。このメーカーの絵の具は4種類持っていますが、全部この表示がありました。(ほかのメーカーの製品にはこの表示なし) まさか絵の具を食品に使う人はいないと思いますが、意外と絵の具は有毒な成分が含まれているみたいです。カドミウムは富山県の「イタイイタイ病」の原因物質ですが、この絵の具にもカドミウムが含まれているのでしょうか? カドミウムを長期間摂取すると、骨のカルシウムがカドミウムに置き換わり、骨がぼろぼろになります。併せて腎機能障害を起こします。
お知らせ:ブログ・実験室 徒然なる・・・ 9. 旅と山のトラブル 全8ページ 一挙、大公開しました。 お暇とズクのある方、どうぞ・・・