箱山トンネル
2021年1月31日
もともとは、昭和初期に掘られた手掘りのトンネルでした。人の往来と中野の町に湯田中温泉のお湯を引き湯する目的で、箱山峠を越える部分がトンネルになりました。人や荷車が通れるくらいの幅と高さがありました。戦後は山ノ内町側が崩落していて人は通れませんでしたが、お湯だけは通っていました。私が子供の頃の昭和20年代~30年代は、中野側の入り口から約50mほどで崩れていて、そこからは通れませんでした。トンネルの中には入ってはいけないと言われましたが、怖いもの見たさでよく入ったものです。怖くて最奥まではどうしても行けませんでした。昭和の末に拡幅して再度開通し、今の姿になりました。
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