ヨツバヒヨドリを吸蜜するアサギマダラ
2021年8月23日
8月19日は志賀高原の一の瀬湿原を歩きました。アサギマダラがヨツバヒヨドリの蜜を吸っていたので、写真を撮ろうとしたら急に雨が降ってきて、あっという間にアサギマダラは飛び去ってしまいました。その代わりに昨年の8月23日に前山スキー場頂上付近で撮影した写真をお見せします。ヨツバヒヨドリにはほかの蝶はあまり寄り付かないのですが、アサギマダラだけはよく訪れます。アサギマダラの幼虫はイケマを食べて育ちます。イケマは薬草ですが有毒成分を含むので、ほかの昆虫の幼虫は食べません。ヨツバヒヨドリにはヒョウモンチョウも良く吸密に訪れますが、それ以外の蝶はあまり寄り付かないことから、蜜はやはり毒性があるようです。体に毒をため込んで、自分以外の動物(鳥やカマキリなど)に捕食されない工夫でしょうか?
この時撮影したアサギマダラは、よほどこのヨツバヒヨドリが気に入ったらしく、カメラを近づけても逃げることはなく、一心に吸蜜していました。おかげで、良い写真が撮れました。