コキア
2022年11月11日
最近よく見かけます。和名はホウキグサ、あるいはホウキノキと呼ばれます。ホウキグサは昔は乾かして草帚(くさぼうき)にしました。実はトンブリと呼ばれ食べられます。 (箒は帚と同じ意味です) そう言えば、源氏物語の「帚木(ははきぎ)」は空蝉との恋や「雨夜の品定め」の話なのに、どうして「ホウキの木なんでようか?」「誰か掃除の好きな人が出てくるのかなあ?」 知っている方教えてください。コキアが並んで植えられていると、イギリスのバッキンガム宮殿の近衛兵の帽子みたいですね。
追記:瀬戸内寂聴の「源氏物語」全11巻をたったの1ヶ月で読破された強者(つわもの)の方(言い方がおかしい?)から、回答が寄せられました。 内容を要約します。:光源氏と空蝉が交わした和歌「帚木の心をしらでのその原の道にあやなくまどいぬるかな」及び「数ならぬ伏屋に生うる名のうさにあるにもあらず消うる帚木」による。後はWikipedia を見よ! 以下、Wikipediaの要約:帚木は信濃国下伊那郡阿智村園原伏屋にあるヒノキの木。遠くから見ると箒を立てたようにように見えるが、近寄ると見えなくなるという伝説の木である。 延喜五年平貞文家歌合で坂上是則の歌 「園原や伏屋に生ふる帚木のありよてゆけど逢わぬ君かな」 は、源氏物語の「帚木」の帖の挿入歌の元歌となった。 最後に私の感想:以前、園原から東山道を御坂峠まで歩いたことがありました。平安時代には西国から東国に至る重要な街道が信濃を通っていることを知り、感慨深いものがありました。道々に点在する古代の遺跡を見学し、山歩きを堪能しました。
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