姨捨の棚田 | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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姨捨の棚田

2023年12月30日

29日は天気が良かったので、千曲市姨捨の棚田(田毎の月)を見に行きました。因みに、棚田を英訳すれば rice-terraces あるいは terraced  rice-fields  だそうです。

 

長楽寺から歩き始めました。駐車場に車を停めて少し歩くと、そこが長楽寺です。意外とこじんまりしたお寺でした。標高485m  PM 14:20 

 

 

有名な姥石です。この岩は後ろ側から簡単に登れます。

 

 

姥石の後ろに回ってみました。拳(こぶし)大の石が砂岩に埋まっているように見えますが、石同士の結合は強く、容易に剝がれません。火山の溶岩が冷えてひびが入り拳大の塊になり、高温のためにお互いにくっ付いてできた岩だそうです。

棚田の中を登りました。この棚田は江戸時代から有名で、歌川広重の版画や松尾芭蕉、小林一茶の俳句にも詠まれました。ここは、太古の地滑りの跡だそうです。棚田は、今でも2000枚を数えるそうです。

「田毎の月」と言われますが、月は一枚の田にしか映りません。

 

こんなに小さな田んぼは稲ではなく、野沢菜が植わっていました。

 

ゴール近く。冠着山が見えてきました。右奥に、篠ノ井線の電柱が見えます。

 

 

 

 

 

ゴールの篠ノ井線の「一本松踏切」です。黄色い看板の、54kは松本からの距離、954Mは標高だと思うのですが、実際のここの標高は554mです。私は山に登るので、標高(海抜)には関心があります。えてして、こういった看板や指導票の標高は間違っています。国土地理の地図でさえ間違っていることがあります。国土地理院は、いくら言っても、誤りを正そうとしません。(標高ではなく位置でおかしいのは、妙高山の光善寺池です。2.5万図では標高2070mにあるけど、実際に登って地形とGPSを確認すると、もっと低いです)

踏切から冠着駅方向です。ここはスィッチバックとして知られますが、厳密な意味のスウィッチバックではありません。スィッチバックとは電車が急斜面の山岳(例えばアルプスの登山鉄道など)を登るとき、前進、後退を繰り返しながら、標高を稼ぐやり方です。冠着駅のは、駅を作るのに適当な平坦地がないので、普通列車が本線から離れて引き込み線に入り停車するスィッチバックです。信越線の関山駅や根室本線の狩勝峠は本来のスィッチバックだったと思うけど、今は解消されています。写真の左端から真っすぐ右奥に延びるのが本線であとは引き込み線です。

ここで引き返します。

 

下り、長楽寺が見えてきました。全行程 1時間10分でした。

 

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