イヌサフランは有毒です
2024年5月18日
今朝のラジオで「北海道でギョウジャニンニクと間違えてイヌサフランを食べて,2人死亡した」という。過去に、この中毒で7人死んでいるそうだ。アイキャッチ画像はそのイヌサフランの葉である。馬鹿だなあ。イヌサフランを食べるなんて。イヌサフランは全草にコルヒチンを含み、この成分は植物には有糸分裂の抑制、ヒトには痛風の治療効果がある。このことは、私の書いた「信州薬草の花」p115 に詳しく書いてあるので見て欲しい。もし、お持ちでなかったら無料で贈呈します。(現在絶版で残部は私が全部買い取ったので、書店で探しても手に入りません)
人は×××ニンニクと聞くと何か薬効がありそうで、すぐ飛びつく。ギョウジャニンニクは皆食べたがるので、身近に入れる山ではギョウジャニンニクは殆ど採り尽くされてしまった。そのくせ、私がおすすめするハルジオン、ヒメジョオンは誰も食べてくれない。あれほど声を大にして叫んでいるのに・・・・。私などはすき焼きにするとき以外は、春菊は買ったことがない。たいてい、先の2草で十分代用できる。嘘だと思ったら、食べてみてください。(ハルジオン、ヒメジョオンを食べてみて美味しかった方、 mail 下さい。)
つい、脱線しました。話を戻します。今春以降私が食べた山菜は、先の2草のほかに、ウド、ミヤマイラクサ、コバノギボウシ、イタドリ、オニノゲシ、ヤマソテツ(こごみ)、ゼンマイ、ヤマドリゼンマイ・・・・・ 今のところ、おなかが痛くなった山菜はない。
イヌサフランを撮影したついでに、庭に咲く花をお見せする。
左上 ミヤコワスレ、右上 一重のバラ(品種不詳)、左下 サツキ、右下 シャガ。すがすがしい朝の冷気を感じて下さったでしょうか?