ビーツ と ビート | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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ビーツ と ビート

2024年11月6日

eye catch 画像  は ビーツ です。ビーツの仲間は、レッドビーツ、テーブルビーツとも呼ばれ、アカザ科の植物です。同じ仲間のほうれん草は食卓によく出ますね。ビーツはロシア料理のボルシチに使われる野菜で、根茎(イモ)も葉柄も、芯まで真っ赤です。この赤色はポリフェノールの色で、抗酸化作用、動脈硬化症抑制などの薬効があります。

一方、ビートと呼ばれる野菜があり、ビーツとは別物です。ビートは和名は甜菜(てんさい)で、砂糖大根のことです。根茎は大量の蔗糖を含み、北海道で栽培され、日本の白砂糖の殆どはビートから製造されます。ヒユ科の植物で、ケイトウやイノコズチがこの仲間です。

ビートとビーツは呼び名がよく似ていて、Web.site でも混同されている記載があります。(私の説が正しいです)   以前、私は産直で売っていたビートを買いました。売り場で聞いたら、「イモは中まで赤いので、ボルシチにして食べると良い」と教わりました。家に帰ってイモを割ってみたけど、淡い黄色でがっかりしました。油いためにして食べたけど、何かコソっぽくて、あまり美味しくありませんでした。生産者も販売店のヒトも、みな理解していなかったのでしょう。「ビーツが売れる」と聞いて、ビートの種を蒔いたのでしょうか?

その話をしたら、患者さんがビーツを持ってきてくれました。今度こそイモの中まで真っ赤でした、いろいろ調理してみました。

左は根茎(イモ)と豚肉のバター炒め(緑はハルジオン)、右は葉柄のブイヨン・スープ(緑はオニノゲシ)です。味は、全く癖がないです。美味しくも、不味くもないけど、まあ珍しいことと、ポリフェノールが豊富なのが取り柄か?

ビート(甜菜)の思い出、1,970年の夏、北海道を一人で旅行していました。旭川の近く、士別市の甜菜集荷場でテントを張りました。とてつもなく広い、グランドがいくつも入るような、大平原でした。収穫期にはここ一面に甜菜が集荷されてくるものと思われました。夕方から大雨になったのですが、晩飯を済ませて、公衆浴場へ行って帰ってきたら、大雨の中でテントがプカプカ浮かんでいました。テントを流されないように固定して、近くの事務所の電話交換機の横で寝させてもらいました。夏の北海道は、思いがけないほど強い雨が降ります。

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