リンゴの樹の徒長枝
2025年3月12日

2月13日 「箱山登山口の大雪」のブログと同じ場所です。手前のリンゴの樹の、上にゾクゾク伸びている枝は徒長枝と呼びます。今日の写真は、徒長枝が赤く色づいています。雪の中で季節が進んでいるんですね。
果樹の木は姿を整えるため剪定されます。徒長枝は下1/3を残して切り落とされます。果実は徒長枝の残った部分に生りますが、あまりぎりぎりで切ると実りません。上部の枝を切ってしまうと大気圧で水を押し上げる力が失わてしまいます。残った枝に実を付けさせるのですが、そこまで水を上げる力が表面張力です。細いで管束だと、水が吸い上げられるからです。(毛細管現象です。水の入ったバケツに雑巾を垂らすと、いつの間にかバケツの水が減る理屈です)その時、花芽より少し高い位置で剪定すると、その上の枝まで水分や栄養が行きわたり、花芽には十分に還流されるからです。