ウラシマソウ
2017年6月2日

日が差さない薄暗い林床にひっそり咲いていました。ちょっとグロテスクな花ですが、ユーモラスなところも感じられます。サトイモ科テンナンショウ属の植物で、同じ科にはミズバショウやザゼンソウが,同じ属にはマムシグサがあります。花…
山菜・ミツバ
2017年5月28日

沢沿いの薄暗い草地に行けばいくらでも生えていて、片手いっぱい位ならあっという間に摘み取ることができます。八百屋で売っているミツバは根生葉ですが、今の時期のミツバはとう立ちした花茎も食べられます。さっと茹でてお浸しにすれば…
クサノオウ
2017年5月22日

今頃の山沿いの原野で、あたりかまわず黄色い花を咲かせているのはこの植物です。初夏の日差しに照らされて、周囲が明るく見えるほどです。茎を手折ると黄色い汁が出てくるので、「草の黄(おう)」と名付けられました。タケニグサなどと…
リンゴの花
2017年5月14日

北信濃はリンゴの花盛りです。農家は、中心花を残し周りの花を摘む「摘花作業」で大忙しです。1か月後にさらに小さな果実を摘み取る「摘果」が行われます。リンゴの花は遠目には白色ですが、近づけば淡いピンクがきれいです。 &nbs…
高社山火山群
2017年5月13日

高社山は古い火山で、主峰と周りのいくつかの寄生火山で構成されています。写真は左から天狗岩山、中央が滝ノ沢山、右が高社山赤岩側山頂です。左寄りの沢は中腹に不動滝がかかる不動沢(滝ノ沢)です。壁田の丘陵上から東方向を撮影しま…
山菜・ヒメジョオン
2017年5月11日

ヒメジョオン(以下ヒメ)は、一つ前のブログで取り上げたハルジオン(以下ハル)とよく似た外来の野草です。違いを羅列すれば、 開花時期はハルがやや早い 蕾の時期にハルの花はおじぎする 花の色はハルは淡いピンク、ヒメは白 …
山菜・ハルジオン
2017年5月11日

あたりかまわず繁茂するので畑の嫌われものですが、知られざる美味しい(私だけ?)山菜です。あくが強いので茹でたほうが無難ですが、お浸しにすると春菊とそっくりの味です。キク科独特の香りと苦みがあります。明日取り上げるヒメジョ…
イカリソウ
2017年5月10日

いま里山で赤紫色の花を付けているのはイカリソウだけです。誰かに怒っているわけではなく、花の形が船の碇(いかり)に似ているからこう名付けられました。民間では葉をアルコールに漬け込んで、男性の強壮薬としますが、薬効の程は私は…
クマの爪痕
2017年5月6日

高社山南山麓、深沢のつつじ山公園から越智神社山頂まで登りました。ハンノキの大木にクマの爪痕が刻まれていました。こんな里近くでも、注意深く見回せば自然の営みが観察できます。
シュンラン
2017年5月5日

赤岩の高社山登山道で咲いていました。シュンランは日本の野生ランの中では最もポピュラーです。花は地味ですが、風格があります。ラン科シュンラン属の学名が「シンビディウム」と聞くと、納得する人が多いと思います。