イヌサフランの花
2022年10月28日
ちょっと古い写真(2022・10・14 撮影)で失礼します。夜間瀬スキー場第1リフト脇で咲いていました。イヌサフランの「イヌ」とは「似て否なるもの」という意味です。サフランはアヤメ科クロッカス属で、雄蕊が料理の味、色付けに使われます。イヌサフランはサフランより大振りで、イヌサフラン科 全草、有毒で春先にギョウジャニンニクと間違えて食べた食中毒事故がよくあります。
イヌサフランにはコルヒチンが含まれ、この物質は生物の有糸分裂を阻害します。痛風の治療薬として知られますが、種なしスイカや種なしブドウの処理薬としても知られます。最近になって、コルヒチンが虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の治療薬として使われる様になりました。