塗装屋さんの仕事 | 市川内科医院 院長のブログ│休憩室

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塗装屋さんの仕事

2024年7月4日

自宅の大屋根のトタンが錆びてきたので、塗装を頼みました。町の塗装屋さんはとても丁寧な、良い仕事をしてくれています。私は、家に職人さんが来るのがとても好きです。子供の頃、我が家に大工さんが来ると、一日中大工さんの仕事を見ていました。大工さんからいろんなことを聞いたり、道具を使わせて貰ったりして、とても面白かったです。カンナやノミの研ぎ方も教わりました。(いまでも、家の包丁は上手に研げます)職人さんが家に来るとわくわくします。

私の持ち物も壊れると修理して使うのが大好きです。車でもカメラでも、壊れると修理して使います。中古で買った商品も、一度壊れてそれが直ると初めて自分の物になった気がします。

 

 

 

町の職人さんたちの仕事ぶりは、昔から変わらないけど、大企業の技術者の能力は低下しました。57年前に買った顕微鏡です。OLYMPUS製の高級機です。10年ほど前にあちこちガタが来たので、本社工場にオーバーホールに出しました。返ってきたら、あちこちのダイアルがちょっと渋い感じでした。使っているうちに、だんだん馴染んでくるかと思ったら、それどころではなくもっと渋くなりました。プレパラートを前後左右に動かすツマミに無理が掛かって、すぐにツマミが取れてしまいます。使いにくいので、顕微鏡ごと新品に買い換えました。(うん十万もしました)

この古い顕微鏡は私の物になったので、じっくり時間をかけて油をさしました。そうしたらなんと新品を買った時と同じくらい滑らかになりました。オーバーホールを出した時、潤滑油の代わりに接着剤でも差されたのでしょうか。(まさか!) 今や、大企業の技術者はあてにならないです。

 

 

最近新調した超音波診断装置です。それまで使っていた古い機種が、10年過ぎたら修理不能と言われました。頭にきて違うメーカーの機械に替えました。おかげで、それまで診察室の電カルで見れた動画の再生が、できなくなり不便です。医療機器は安全性が担保できないと言う理由で、10年で保証期限が過ぎます。本当のことを言えば、直せないからではないかと勘繰りたくなります。大企業の技術者の技能低下は甚だしいです。今、日本の国力の低下が話題になっていますが、ユーザーのことを考えないメーカーの独りよがりの、もうけ主義が跋扈する現状を嘆きます。

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